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二世帯で暮らす注文住宅@墨田区~建て方その後

Date:2019年2月15日 | Category:

二世帯で暮らす注文住宅@墨田区、工事が進んでおります。

前回は上棟式や餅撒きの様子をお知らせしました。

早速工事の進捗をご紹介しましょう。

野地板設置中

野地板設置中

屋根の骨組みに野地板を設置しているところ。

こう見ると結構な勾配です。

広小舞

広小舞

屋根の勾配が下がりきったところに材木がはみ出しているのがわかりますね、野地板の先。

この部材を広小舞(ひろこまい)といいます。

野地板の切り口などはそのままだと雨水を吸収しやすいですよね。

軒の先端は台風など強い風を伴う雨が降るとどうしても吹き込んでしまう場合があります。

木材が濡れて、乾きが悪いと木を腐食させてしまいます。

そういったことを防ぐために、雨に強いひのきの1枚板で、軒の先端を抑えます。

ちなみに、はみ出している部分はこの後落とします。

 

屋根裏

屋根裏

こちらは屋根を下から見たところ。

この後、断熱材を施工します。

現場で施工する硬質ウレタンフォームです。

と、その前に

通気スペーサー

天窓と通気スペーサー

室内側の野地板に通気スペーサーと呼ばれる部材を取り付けました。

旧福井ビニール工業、フクビの遮熱パネルーフUタイプです。

遮熱パネルーフカタログより

遮熱パネルーフカタログより

この絵がわかりやすいのでご紹介しましょう。

要は、最後に屋根を覆うガルバリウム鋼板と野地板の間に、遮熱フィルムを貼った『遮熱パネルーフUタイプ』を設置して、太陽の熱を遮断しつつ、通気層内部に空気を通して熱を逃がすための部材です。

 

遮熱フィルム

遮熱フィルム

このように屋根側に遮熱フィルムを貼っています。

屋根裏はこの遮熱ルーフUタイプの上からウレタン吹付けを行います。

床断熱

床断熱

こちらは床下です。

床下の断熱材は、旭化成建材のネオマジュピーを使います。

この断熱材は、薄くても低い熱伝導率をキープできる上、比較的簡単にカッターで切れ、大引と根太の間にすっぽりハマるので、施工しやすいのです。

つなぎ目

つなぎ目

土台と大引と柱のつなぎ目です。

プレカット工場で、オスとメスに加工された土台が繋がれ、小判が伸びたような形をしたプレートで補強し、アンカーボルトで絞めています。

これらもすべて構造計算によって割り出されたものです。

ちなみに、200㎡を超えない2階建ての木造住宅は、構造計算を行わなくても建築することができます。

でも、構造計算を省略するということは、安全性が担保されないことにつながることから、当社では木造2階建てでも構造計算を行っています。

ホールダウン金物

ホールダウン金物

赤い囲みの中、土台と柱をつないでいるのがホールダウン金物です。

鉄筋コンクリートの基礎内部に仕込まれたアンカーボルトを土台を通して柱とつないでいます。

これは、1995年の阪神大震災の縦ゆれの地震で柱が抜け、建物が倒壊して多くの犠牲が出たことから、その対策としてこのような金物を使った工法が義務化されました。

その当時、3階建ての建物にはホールダウン金物が義務化されていて、ほとんど倒壊を免れたことから、有効であることが証明されたのですね。

いつ来るかわからない大地震に備え、しっかり進めましょう。

 

工事は続きます。

 

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