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台風の爪痕

Date:2017年11月27日 | Category:

世の中の動きが速すぎて、多くの方は、もう記憶の片隅にしか残っていないことでしょう。

約1か月ほど前、2週連続で日本列島を台風が襲いました。

台風21号と、台風22号です。

「そんなのあったっけかなあ?」なんて方には、希望の党が惨敗、自民が勝利した前回の選挙の日
10/22が まさに1発目の台風、21号の上陸前日でした、というと思い出されるかもしれません。

上陸前日といっても、明け方3時の上陸ですから、けっこうな暴風雨がありましたよね。

この台風21号は、超大型の勢力を維持したまま上陸したそうですが、超大型の勢力を維持した状態で
上陸した台風というのは、正式な記録が残る1991年以降、初めてだったんですって。

 

それだけの大型台風でしたから、大きな被害をもたらしました。

当社にも、雨漏りを中心に修繕のお問い合わせを複数いただきました。

 

2件ほどご紹介いたしましょう。

 

1件目は、エアコンの吹き出し口から、水が漏るというヘルプ。

漏水の原因を把握するのは、実は結構大変な作業だったりします。

なかなか見つからない場合が多いんですね。

今回も屋根壁確認したものの、それらしい症状は見つからず。

 

探して探して、原因を見つけました。

こちら。

 

エアコン

エアコン

 

屋上に据え付けたエアコンの室外機です。

寄ってみると、

 

テープの亀裂から雨水が侵入

テープの亀裂から雨水が侵入

 

テープの亀裂から、雨水が侵入し、エアコンの吹き出し口から水が出るという
症状を引き起こしました。

この配管内部には、熱を運ぶ冷媒が循環していますが、雨水はその中に入り込んだわけではありません。

その冷媒が通る配管を包んでいる断熱材がありまして、その中に雨水が入り込み、
エアコンの吹き出し口まで達したというわけです。

 

屋上

屋上

 

こちらは別の現場の屋上です。

 

亀裂

亀裂

 

写真中央やや右、四角い絆創膏をはがしたような跡がありますね。

その内部に2つの穴。

頭を傾けてみると豚ちゃんの鼻のような穴が。

どうも、鉢植えの底のようなものが何かの拍子で落ちて、防水シートを傷つけて
しまったようなのです。

ガムテープのようなもので、応急処置をしたものの、はがれてしまったんですね。

 

雨漏り

雨漏り

 

その結果、ご覧のように(窓の上)雨漏りが起きてしまいました。

これは何とかせねば。

 

応急処置

応急処置

 

まずはテープで応急処置をし、当面の雨をしのぐことにしました。

建物も、築後20年を経過しており、屋上の防水をメンテナンスするべき時期に
入ってきましたので、年明けに工事を行うことになりました。

 

コーキング劣化

コーキング劣化

 

よく見ると外壁タイルの下部、コーキングが浮き出てきている様子がわかりますね。

こちらも、そろそろ補修する時期です。

 

建物を長持ちさせるには、丁寧なメンテナンスが欠かせません。

 

特に四六時中外気にさらされる外壁や屋根は、とっても傷みやすいのです。

江戸川区周辺は、限られた土地に建物を建てるため、屋上利用も多いですね。

屋上を利用する場合も、メンテナンスが欠かせません。

 

雨どいにゴミが詰まり、水が溜まったりすると、漏水しやすいのです。

 

気になることがありましたら、お声がけください。

 

 

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