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狭小二世帯住宅 子世帯の住まい

Date:2016年1月21日 | Category:

いよいよやってまいりました寒さのピーク、本日は『大寒』です。
でも、もう2週間もすると立春が来ると思うと、冬も名残惜しく感じられないこともありません。
やっぱり寒いのはしんどいので、歯切れが悪い表現になってしまいました。

さて、先週ご紹介した狭小二世帯住宅。本日は、2-3階の子世帯の住まいをご紹介いたしましょう。

 

狭小3階建て2世帯住宅外観

狭小3階建て2世帯住宅外観

どれくらいの広さかというと、土地83㎡、建築面積49㎡、延床139㎡の広さ。
単世帯の3階建て住宅でしたら、広いくらいですね。でも、キッチンもトイレも洗面脱衣室も、
お風呂も全部別々に設置しますから、余裕はありません。
そんな中、不自由なく、広がりや癒やしを感じられる住まいにすることがテーマです。

それではいきましょう、2階子世帯の住まいです。

 

階段を上がり右を向くとリビング

階段を上がり右を向くとリビング

明るく開放的なリビングです。家族が集うので、できるだけ広さを確保しました。
 

小上がり和室

小上がり和室

ゴロンと、横になったり、ちょっと腰掛けたり。
下部を収納にもしているので、小上がり和室はとっても使い勝手がいいのです。
子供が小さいうちは、柱を中心に走り回り、小上がり分がちょうどいい障害物になるでしょう。

そんな時、当然柱を掴んだりしますので、木材で囲ってあげています。

 

勾配天井を利用した吹き抜け

勾配天井を利用した吹き抜け

斜線規制の影響で、勾配天井にしています。
北向きですが、天窓から光が注ぎます。明るいですね~。
奥のAVボードとその右にはPCデスクを造作しました。

後から大塚家具などで高級な家具を揃えるのも良いですが、
このようにサイズをあわせ、テイストも揃えてあげるのも統一感があっていいですよね。

 

造作PCデスク

造作PCデスク

デスクトップPCを愛用されるため、キーボードを収納できる引き出しをつくりました。
右手の引き出しも高さを揃え、ペンケースや小物を収納できるようにしています。
引き出し下の蹴り込み部分も木材でカバーしています。
知らぬ間に蹴った後がついていたりするものなのです。

窓から緑が見えますね。
街路樹を借景として楽しめるベストポジションに位置取りしました。

 

タカラスタンダードのホーローキッチン

タカラスタンダードのホーローキッチン

親世帯同様、傷つきにくく、掃除しやすいホーローキッチンです。
突き当たりの下部には、冷暖房効果を落とさずに調理時の煙を外に出すための窓を設置。
あかり取りの目的も持たせました。

 

キッチンからはリビングと小上がり和室が一望

キッチンからはリビングと小上がり和室が一望

奥様の目線です。
パパや坊やがリビングや和室で遊ぶ姿を眺めます。

天窓からの光がスポットライトを当てているように見えますね。

 

キッチンを望む

キッチンを望む

お子様が大きくなって、少し距離ができても、毎日顔を合わせられるよう、
リビング階段にしました。
 

冷暖房効率を上げるための引き戸

冷暖房効率を上げるための引き戸

でも、開けっぱなしだと冷暖房効率が悪いので、引き戸で暖気が逃げるのを防ぎます。
 

バルコニー直結の納戸

バルコニー直結の納戸

2階はリビングを広く取るために、水回りと3帖の納戸だけ。
納戸からご覧のバルコニーにでます。
遠くに見えるリビングの左手前が洗濯機置き場なので動線もスムーズです。
 

バルコニー

バルコニー

屋根付きなので、急な雨でも安心です。
乾いたら、そのまま納戸に取り込んでたたんで、収納します。
このバルコニー、無垢のデッキと壁面がいいでしょう?
このように仕上げると、時が経っても経年美化を楽しめ、いつまでも外に出るのが楽しく感じられます。
マンション等のコンクリートのたたきやFRP加工したバルコニーですと、時間が経つにつれ
汚れが目立つようになり、いつの日か外に出たくなくなります。

これ本当。やはり無垢の木は癒やしを与えてくれるのだと思います。

 

納戸内部の様子

納戸内部の様子

愛着のあるタンスをそのまま使われるので、そのスペースを空けています。
タンスと並んで、ハンガーポールと上部の収納だけ用意しています。
 

水回りは1階と同じポジションに

水回りは1階と同じポジションに

1階とお揃いの水回り用コルククッションと無垢の木のトイレットペーパーホルダーです。
このホルダーは、徳島県のテーブル工房kikiさん制作。
当社の素材を生かしたシンプルなデザインの家にあってると思っています。

 

3階主寝室

3階主寝室

こちらは、3階の主寝室。
このバルコニーには屋根がありませんので、雨ざらしになりますが晴れの日は明るく
開放感たっぷりです。

 

手摺り完備の子供部屋

手摺り完備の子供部屋

3階の子供部屋には手すりをつけます。
クローゼットには、T字の長いハンガーパイプを設置しました。
子供部屋にこんなにいるの?と思われそうですが、思い出してみれば、
大人5人、子供ひとりが暮らす大所帯。

状況に応じて収納場所はシェアしあって使います。

季節はずれの衣類は、お孫さんのクローゼットを半分拝借、というような感じです。

 

引き戸

引き戸

3階の階段室に設置した引き戸。

落下防止と夏のエアコンの冷気をとどめておくためのものなのですが、
もう一つあります。

さて、なんでしょう?

 

収納扉を兼ねている

収納扉を兼ねている

はい、正解は『収納扉を兼ねている』でした。

『兼ねる』というのは狭小住宅で使うひとつの技ですね。

 

『狭小二世帯住宅』いかがでしたでしょう?

狭い土地でもアイディア次第で、十分に満足できるお家を建てることが出来ると思います。

消費増税まであと1年。

興味のある方はぜひお声がけください。

ご相談は無料です。

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