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築40年の一戸建てリフォームの続き

Date:2016年9月30日 | Category:

先週、断熱材の工事をご紹介した、築40年の一戸建てリフォーム。

その続きです。

 

断熱材吹付け工事

断熱材吹付け工事

 

これまでの40年は断熱材なしで過ごされてきました。

さぞ、夏の暑さ、冬の寒さが身にしみたことでしょう。

しっかりと断熱したお部屋での暮らしは、格段に快適になることでしょう。

 

階段の断熱材

階段の断熱材

 

しっかり断熱されてますね~、って、あれ?階段の手前側に断熱材?
家の中なのに断熱材?どういうこと?

こんなことに気づいた方は、家づくり上級者です。

普通であれば、外壁で覆われて家の内側にある正面の階段手前は、断熱材は不要なはず。

だって、外壁の内側に断熱材が設置されているはずですものね。

さてその不思議をここで解明しましょう。

 

1階図面

1階図面

 

こちら、1階の図面です。アフターの設計図。

『あ、そうか!1階は車庫だったんだ!』

そうなんです。車庫だったんですね。車庫には断熱しませんよね。

だから、このお宅は1階は断熱せず、2階とロフトの居住空間のみを断熱材で
囲う必要があるのです。

あ、1階も玄関から階段を上がって居室に上がるところだけは断熱する必要があります。

どのようになるかというと、

 

図面2

図面2

 

赤で囲ってあるところが断熱をする部分です。

階段の下ももちろん断熱しています。

青の矢印が先ほどの階段に断熱をしていることが確認できた写真のアングルです。

そう、階段の下の空間は、断熱していない駐車場、外と同じ環境だったんです。

その辺も踏まえ、しっかり断熱していきます。

 

ロフト

ロフト

 

さてこちらの写真。手前側の屋根が高くなっているところがロフト。

今回のリフォームで新設したところです。

奥の低い天井が既存の屋根です。

ただし、そちらにも小屋裏収納スペースをもうけて、大容量の空間を作ります。

その右手、空いていますよね。

ここは吹き抜け。

2階のリビングに居ると、天井が高く広々としていてとっても開放的な気分を
味わえる空間になる予定です。

 

外壁

外壁

 

外から見るとこんな感じ。

手前側が既存の屋根、奥が新設した屋根です。

既存といってもサッシなども変えていますから、大掛かりな工事であることに
代わりはありません。

 

既存壁面

既存壁面

 

それでも増築するよりは改築の方がまだましですね。

写真は、変えたサッシの周囲はやり直し工事をいているものの、
その右手は既存の壁面をモルタルまでそのまま使っている写真です。

きちんと検査して、『まだまだ使える!』と判断したら、そのまま生かします。

自然に優しく、お財布にも優しい判断です。使えるものはどんどん使います。

 

ここはどこ?

ここはどこ?

 

無垢の壁面がいい感じでしょ?

さて、ここはどこでしょう?

 

はい、ここはお風呂に面した2階の坪庭。要は外なんです。

周囲をこの壁面で覆っているので外の視線は気になりません。

お風呂に入りながら周囲を気にせず、外の空気を取り込み、
風情を味わえる空間になる予定です。

 

完成が楽しみ。

 

まだまだ続きます。

 

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