ビルトインガレージを洋室への改修工事
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過去に当社で施工した、ビルトインガレージをお部屋に改修する工事の模様をホームページでご覧いただき、お問い合わせをいただきました。
早速、現地にお邪魔した既存のお住まいがこちら。

ビフォー
装飾された玄関ドアが印象的。
素敵な外観です。
玄関正面にガレージがありますが、車はお使いではないとのこと。
それはもったいない。
そのスペースに客間を造ることができないか?というご相談です。

玄関横
自転車が置いてある左手に沿った壁が室内壁になりますので、外に面した2つの窓は、無くすことになります。
手前の窓は玄関の窓、奥の窓は、

既存トイレ
トイレです。
トイレに窓がないのは、マンションなどでは一般的なので問題ありません。
でも、換気扇は必要です。
確認したところ、天井からダクトを通して、換気扇を新設することができるので、その方法を選択しました。

外から
この壁を室内の壁にするので、窓と換気扇を閉ざすことになります。
右手に見えるサッシ、

既存洋室からガレージ臨む
こちらが室内からの眺め。
この掃き出し窓から、新設する洋室へアクセスします。
2階にあるLDKを1階に下ろせないか?とか、考えられる可能性を挙げながら、最終的には原案のガレージ部分を洋室に変更することで決着しました。
LDKを移動するとなると、予算的には倍以上かかるでしょう。
キッチンもとってもきれいにお使いでまだまだ新しいものでしたので、そのままお使いいただくという選択が大正解だと思います。

工事スタート
ということで工事スタート。
ガレージにブロックで基礎の高さを確保し、土台と構造用合板で壁の骨組みを造ります。

外装撤去
道路側から見たところ。
まだトイレの窓が見えますね。
この段階では既存の外壁を撤去したところです。

ヨコから
左手の新たに設けた土台と柱の途中まで色が変わっているのは、防蟻処理の跡です。
右手、トイレの窓は閉ざしますが、左手の玄関の窓は、新たに室内ドアを設置し、玄関からも直接アクセスできるようにします。

反対側から
反対側にも、土台、柱、筋交い、構造用合板を使い、壁の構造が出来上がっています。

断熱材スタート
上部に見える白い厚みのある建材が断熱材です。
この後、壁面全体に断熱材を施工します。
床は、鋼製束で床の構造材を支え、断熱工事を行い、その上に写真に見えている構造用合板を設置しています。
この後、内装の工事を行い、

完成
無事に完成しました。
正面の3枚引戸を開けると、

クローゼット
ハンガーパイプのあるクローゼットがお目見えします。
収納スペースはあった方が何かと便利ですね。

正面から
収納の右奥には、窓も新設、エアコンも新規に設置しました。
エアコンを増設すると、既存の分電盤では耐えられなくなるため、新しく切り替えています。

ヨコから
玄関への室内ドアは、スペースを取らない引戸で収めています。

奥から
既存の洋室側から、道路を見たところ。
ガレージがすっかり室内に生まれ変わりました。

道路から
ご覧のように、旧ガレージを洋室に変更しても、小さい車なら縦列駐車できるスペースが確保できています。
カースペースが確保できていると何かと便利です。
とても、効果的な改修工事となったと思います。
T様、ご依頼いただき、ありがとうございました。