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小屋裏収納増設工事@北葛西

Date:2016年10月17日 | Category:

今日の雨は冷たかったですね。

次第に寒いと感じる日が増えてきたように思います。

少し前から風も流行っている様子。

お身体、くれぐれもご自愛くださいませ。

さて、それほど規模は大きくないのですが、今のお家に収納が少ない!と思っている方にとっては
面白い工事だと思いますので、今日はその模様をご紹介いたしましょう。

 

2階リビング

2階リビング

 

綺麗に片付いたリビング。

数年前に建売を購入されたお客さま。

どんどん荷物が増え、今ある収納スペースには収まらなくなったんだそうです。

『どうしよう、もうどこにも入らない・・・』

途方にくれて天を仰いだら、『あ、まだあった!』と仰ったかどうかはわかりませんが、
収納スペースに使えそうなスペースを見つけました。

 

天井

天井

 

そう、天井裏スペースです。

左の手前側は、吹き抜けとロフトがあるのですが、その奥、キッチンの上は閉ざされた小屋裏です。

照明器具の左に見える四角は点検口です。要は空間が空いているということ。

このスペースに小屋裏収納を作ることを計画いたしました。

 

天井裏

天井裏

 

お~、空いている!小屋裏収納にちょうどいい空間が!

でもそのまま、穴を開けて階段をつくればいい、というほど単純ではありません。

 

壁を開けると・・・

壁を開けると・・・

 

見事に空っぽ。断熱材らしきものが何もありません。

要は、この屋根裏は、断熱された室内空間になっていないということです。

ではどこで断熱されているかというと、

 

天井裏でした

天井裏でした

 

断熱材が、天井の裏に置かれていました。

これは断熱材が施工されている、という状況ではなく、断熱材が置いてある状態です。

天井裏で断熱するのであれば、一面に隙間がないようにしっかり設置する必要があるのですが、
置かれていただけでした。これではもうほとんど断熱されていないのと同じです。

建売住宅ってやつは、本当にもう・・・。絶句。

 

開口部

開口部

 

まずは、リビングと小屋裏をつなぐ開口部を設置します。

 

階段設置

階段設置

 

折りたたみ式の梯子です。

先にご紹介した点検口の隣に設置しました。

 

伸ばしたところ

伸ばしたところ

 

あたりまえですが、サイズはピッタリ。

あんまり重くて大きいものは厳しいですが、衣類や小分けに出来るものなら余裕で運べるでしょう。

 

閉

 

白でスッキリ収まりました。

約8帖大の収納です。この純増はおおきいですよね。

さて、最後に断熱工事をやり変えます。

 

まずは壁から

まずは壁から

 

小屋裏の壁面を断熱材で覆います。

壁面を覆うだけで冬の寒さの侵入を防げるはずもありません。

しっかり留めて、外気が入らないように施工します。

 

次は天井

次は天井

 

壁面を終えたら、屋根裏に断熱材を施工します。

収納物が置かれる床は、先にフローリング工事を終えています。

 

天井

天井

 

はい、屋根裏の断熱材施工終了しました。

『え?これで終わり?むき出しのまま?』

はい、その通りです。

壁は、元あった壁材を戻しだけですので、ほとんど費用はかかりませんが、もともと仕上げ材がなかった
天井裏は、何かでおおうとなると、当然コストが発生してしまいます。

どうせ荷物を置くだけですし、人にみられる心配もないですから、屋根裏は断熱材むき出しで
コストを抑えることにいたしました。

 

都心に圧倒的に近い、ここ城東地区は大変便利ですが、それだけ十分な広さを確保するのが
難しいケースが多いです。

そんな時に、閉ざされた小屋裏を活用して収納スペースにするのはとっても賢い方法だと思います。

お心当たりのある方はぜひお声がけくださいませ。

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