Date：2025年12月24日 ｜ Category：リノベーション

お近くにお住まいのお客様から、「家が古くなったので・・・」と、お声がけいただきました。

現場を確認させていただくと、特にお風呂場まわりの使い勝手が悪いことがよくわかりました。

水まわりビフォー右手、洗面化粧台の前に洗濯機がおかれています。

その狭いスペースが、脱衣室と洗面室と洗濯室を兼ねています。

バランス釜を横に据えた浴室。

在来工法で造られているので、冬は寒そうですね。

こちらが脱衣室兼洗面室兼、洗濯室。

住宅設備だけを交換しても使いにくさは解消しません。

ということで、レイアウト変更を伴うリノベーションをご提案。

洗面化粧室は独立させて、浴室の出入口を反転、収納があった場所に脱衣室と洗濯機＆乾燥機置き場を設け、脱衣室兼ランドリールームとしました。

これで格段に使いやすくなると思います。

浴室の面積自体は、実は少し狭くなっていますが、バランス釜が無くなったので広く感じます。

断熱性の高いシステムバスでこれまでのような寒さも感じずに済むと思います。

洗面室もスッキリ。

それだけのためのスペースなので、ゆっくり身支度を整えることができると思います。

キッチンもかなり古いものでした。

もともと、ダイニングキッチンとリビングが緩やかに分かれ、閉ざされた和室もありましたが、今回その３部屋を１つのLDKに改修することをご提案。

こちらが和室だった場所を改修しているところです。

狭かったキッチンのワークトップが広がり、圧迫感のあった吊戸棚を撤去しています。

その右手に食器棚と家電収納棚を設けています。

こちらが和室を改修した後のリビングの一部。

今回のリノベーションでは、古い間取りで使いにくかった浴室・洗面室回りと、仕切りの多かった居室、LDK双方の課題を、レイアウトを変更するリノベーションを行うことで一気に解決。

とても使いやすくなったと思います。

古くて使いにくいお住まいの場合、住宅設備だけを刷新するリフォームはナンセンス。

お住まい全体が使いやすくなるように、プランニングすることから始めるとことをお勧めしています。