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Date:2018年8月24日 | Category:

来週、9/1の土曜日は防災の日。

明日は、その1週前ということもあり、耐震リフォーム相談会を行います。

当社では、今年に入ってから、毎月最終土曜日に、その時々のテーマに合わせた相談会を行っています。

本日ご紹介させていただく、『一戸建てリノベーション@江戸川区』のお施主様は、今年3月末日に実施した、『建替え?リフォーム?どっちが良いかよ~く考えてみよう相談会』にいらしたお客様です。

築30年程の中古住宅にご夫婦とお子様、3人でお住まいのご家族です。

23坪ほどの広さがあるのですが、住みにくいプランでしたので、骨組みは生かしながら全面的に改装します。

室内壁を解体し、断熱材も撤去したところからご紹介しましょう。

 

構造内部

構造内部

 

1階から2階天井に向けて撮った写真です。

30年経過したとは思えないほどにきれいですね。

これなら、『あ~、建て替えでなくリノベーションにして良かった!』と思えます。

 

とは言っても、全部がきれいな状態という分けにはいきませんでした。

 

雨漏りによる

雨漏りによる

 

雨漏りにより、腐ってしまっているところもありました。

しかし、よく見ると、途中から黒くなっているのがわかります。

なので、屋根など、上から雨が漏ったのではなく壁から侵入しているんですね。

当時の工法は、この板の裏側にラスあみというものを張り、モルタルを塗って、アンカーと呼ばれる釘のようなものでとめていました。

その釘穴から、雨水が侵入したものと推測されます。

でも、これくらいで良かった。

これなら、きれいに修理で対応可能です。

 

旧断熱材

旧断熱材

 

奥のエアコンがあるお部屋。

その壁に施工されている黒いものが、古い断熱材、グラスウールです。

これから撤去します。

今回は、より高い断熱性を追求する為、現場発泡の吹付け断熱で隙間なく施工します。

 

土間は土

土間は土

こちらは1階の床下。

最近の一戸建ては、ベタ基礎といわれる、床下をコンクリートで塞ぐ工法が主流です。
なぜかといえば、メリットは大きく2つあって、1つは強度の問題と、2つ目は湿気の問題です。
全面をコンクリートで覆わず、立ち上がりだけで建物を支える布基礎といわれる工法ですと、線で建物を支えることになります。
全面をコンクリートで覆うベタ基礎ですと、面で支えられるので、立ち上がりにかかる負荷が和らぐのです。
もう一つは湿気が上がっていませんので、快適になります。

このお宅の床下はご覧の通りサラッと乾いていて健全ですが、今回の工事でコンクリートを使って覆うことにいたしました。

湿気を封じ込める

湿気を封じ込める

 

ご覧のように防湿シートで土間を覆い、ワイヤーメッシュと呼ばれる骨組みを組んで、コンクリートを打設します。
今回はすでにある基礎の内側にコンクリートを打設するので、一つ目のメリットである強度をアップさせるという目的ではありません。
あくまでも湿気が上がってくるのを抑えることが目的です。

これからが本番。
工事は続きます。

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