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お店のある事務所 新築工事スタート

Date:2020年8月21日 | Category:

当社のお近くで、古い住宅を利用して事業を展開されていたお客様からのご依頼により、お建て替えをすることになりました。

建て替え工事の始まった現地

一時的に仮事務所にお引越ししていただき、古い住宅を解体、新築工事が始まりました。

新築する建物は、1階に店舗と事務所、2階事務所、3階に倉庫と会議室を備えます。

基礎配筋

3階建てで、しかも事業用として利用されることから、仕切りとなる壁が少ないプランです。

それゆえ、基礎の配筋も通常の2階建て住宅よりも強度を要します。

具体的には、周囲を取り囲む立ち上がり部分が厚くなり、配筋の太さも通常は10mmの太さの鉄筋を主に使いますが、今回は13㎜の太さの鉄筋を多用しています。

配筋完了

今回の基礎配筋が完了したところです。

過去に施工した2階建ての注文住宅の基礎と比較してみると、

2階建て住宅の基礎配筋

一目瞭然ですね。

こう見ると、2階建ての注文住宅の方が弱そうに見えるかもしれませんが、心配ご無用です。

2階建ての注文住宅は、構造計算が義務付けられておりませんが、当社は構造計算を行い、それに従って配筋も行っていますので、重量の比較的軽い2階建て木造住宅であれば、基礎配筋はこの程度で大丈夫なのです。

ちなみに、木造でも3階建ての建物は構造計算が義務付けられていますので、当然ながら今回の建物もその構造計算に従って設計された仕様で工事が行われています。

 

基礎断熱

コンクリートの打設と土台の施工が終わり、床の断熱材が設置されました。

断熱材は旭化成建材のネオマジュピー。ネオマフォームという主に壁に用いる断熱材があるのですが、同じ品質の床用断熱材です。

ネオマフォームという断熱材はフェノール樹脂という素材でできていて、フライパンの取っ手などにも使われています。

構成する気泡の大きさがウレタンフォームなどと比べて小さいために、輻射熱が跳ね返される回数が多くなり、熱が伝わりにくいとされています。

またご覧の通り、現場でカットして土台と大引の間にはめ込むので、施工もしやすいですね。

はめ込んだ後は、スキマからの熱の移動を防ぐために気密テープでふさぎます。

1階

さあ、ここからは一気に屋根までの構造を仕上げていきます。

完成は11月の予定。

 

工事は続きます。

 

 

 

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